学校法人マリア学院について
学校法人マリア学院の創立・運営母体は「汚れなきマリアのクラレチアン宣教修道女会」である。
汚れなきマリアのクラレチアン宣教修道女会とは?
本会は、マリア・アントニア・パリスと、クラレチアン宣教会の創立者アントニオ・マリア・クラレによって1855年8月27日キューバで創立された。
1955年、創立100周年を機に来日し、その後、日本からアジアに飛び立ち、現在、フィリピン・韓国・インドネシア・東チモール・ベトナム・インド・スリランカで奉仕をしている。
会の目的は、全ての人に福音を伝え、神と聖母マリアの栄光のために働くことである。
1955年、創立100周年を機に来日し、その後、日本からアジアに飛び立ち、現在、フィリピン・韓国・インドネシア・東チモール・ベトナム・インド・スリランカで奉仕をしている。
会の目的は、全ての人に福音を伝え、神と聖母マリアの栄光のために働くことである。
創立者であるマリア・アントニア・パリスは当時のキューバにおける困難な状況にあって、子どもたちの教育の重要性を認識し、教育を信仰と文化の対話と考え、信念を持って働いた。
信仰に基づく教育者として次のことばを残している。
信仰に基づく教育者として次のことばを残している。
●子どもたちは神によって私たちに委ねられているので、私たちの師であるイエス・キリストに倣って、愛情・謙遜・優しさ・苦労をもって接しなければならない。 |
●子どもたちの心に神と隣人への優しい繊細な心を植え付けること。そのための努力を惜しまないこと。 |
●教育者は子どもたちに模範を示すモデルであること。 |
●子どもたちを信じ、彼らの表現の仕方を理解するように努め、子どもたちに対して、正しく、近づき易く、落ち着いて、平等に対話ができ、素朴で親切であるように。 |
●教育者は自己の仕事に適性があり、イニシアティブ(主導権)が取れ、創造性があるように。 |
●子どもたちを動機づけ、学びに興味を持つよう、子どもたちを目覚めさせることが大切であることを知る。 |
教育理念
教育理念 : 「知性の源を育む」
知性とは、感謝の心、自分で考える力、自己肯定、共感力、あきらめない心などを指します。
知性は卒園後の生涯に亘って自ら行動する力となり、その源を育んで参ります。
知性は卒園後の生涯に亘って自ら行動する力となり、その源を育んで参ります。
教育方針
教育理念の達成に向けて、次の3つの教育方針で臨みます。
教職員と保護者の方が一致して、子どもたちを支える奉仕者となります。
教職員と保護者の方が一致して、子どもたちを支える奉仕者となります。

1. 神様とまわりの人たちから愛されていることに気づく(宗教教育)
【感謝の心】
たくさんの人の中で生活していても、その人たちとのつながりを感じることができなければ、寂しく不安です。自分一人だけの時でも、思い浮かぶ人たちとのつながりを感じられれば安心することができます。
幼稚園生活のたくさんの経験から、愛を感じ取ってほしいと願っています。
幼稚園生活のたくさんの経験から、愛を感じ取ってほしいと願っています。
2. 幼稚園生活の経験を通して自分自身が好きになる(モンテッソーリ教育)
【自分で考える力・あきらめない心・自己肯定】
自分自身の力でいろいろな事ができるようになること。
それは、自分の可能性を知ることです。
自分を知ることはうれしいこと、自信にもつながります。
自分自身を好きになるとは、そんなことです。
それは、自分の可能性を知ることです。
自分を知ることはうれしいこと、自信にもつながります。
自分自身を好きになるとは、そんなことです。
3. 集団生活の出会いと関わりを通して、神様とまわりの人を大切にする(平和教育)
【共感力】
たくさんの人と一緒にいて、その人たちを大切だと思うこと。それが愛です。そして、どんな人でもどんな物でも大切だと思えることが平和を創っていくのです。平和を創り出す子どもになってほしいと願っています。
マリア・モンテッソーリ
モンテッソーリ教育は、約100年前にイタリアのマリア・モンテッソーリという人が提唱した教育方法です。
彼女は、子供の活動する様子を観察し、子供が自分の体の中に持っている成長の道筋を見つけだすことから教育方法を確立していきました。
その最大の特徴は、子供は自分で自分を成長させていく「自己開発力」を持っていると気づいたことです。
そして、それぞれの年齢にははっきりとした成長の特徴を明確にしました。
その自然な発達のリズムに合わせた教育は、子供に無理なくすすめられます。
また、子どもを取り巻く大人たちの役割をはっきりとさせました。
大人は、子供が自分自身で成長するために手助けする存在であり、成長するための場を整える存在であると提唱しました。
自由とは
モンテッソーリ教育
モンテッソーリ教育の活動は『日常生活の練習』『感覚領域』『数領域』『言語領域』『文化領域』に分けることが出来ます。
日常生活の練習
幼稚園の中には身体を動かしたり、手を使ったりする活動がたくさんあります。
子供たちは様々な活動をすることで自分の思い通りに動く身体を作っていきます。
そして、思い通りに動けるようになると「自分で何でもやってみよう」という気持ちが湧き上がってくるのです。
自分で決めたことをやっている子供たち、みんな生き生きとしています。
感覚教育
赤ちゃんが生まれてからいろいろな事を知っていく過程、それは『知性』の働きです。
その出発点は、”比べる”という活動です。
比べることで”同じ”や”仲間わけ””順序”などを体験して理解していきます。
子供たちはこのような体験を『感覚』を使って行います。
視覚や聴覚だけではなく触覚、味覚、嗅覚など一番敏感で、一番興味を持つ時期が幼児期です。
数教育
幼児期は非常に秩序感の強い時期です。
物をまっすぐに並べたり、順番にこだわったり、いつも決まった場所に決まったものがないと気持ちが悪い時期です。こういった秩序は数につながりを持っており、人間は生来ある程度の「数学的精神」と呼ばれるものを持っているという証拠でもあります。(松浦公紀『幼児のちから』より抜粋)
秩序感から出発した数活動を具体物を使って行うことは、魅力ある楽しい世界です。
言語教育
言葉を使うためには いろいろな事柄を”わかっている”ことが必要です。
「これは何?」と物の名前に興味を持つのもこの時期です。
そして文字にも興味が出てきます。
自分の体を思い通りに動かすことが出来るようになった子どもたちは、文字を書いたり、読んだりすることにもチャレンジを始めます。
文化領域
マリア・モンテッソーリは『平和を創りだすのは子どもたちです」と言っています。
自然の不思議さ、豊かさや生命の神秘、世界の国々などについて興味を持ち知ることは、『違いを受け入れる』こどです。
「無知からの解放」そして平和を創りだす人となるために大切な経験です。